任意整理の相談をプロにする前に知っておきたい3つのポイント

任意整理の相談をしたいと思っていても、具体的にどのような事を弁護士や司法書士等のプロに話せば良いのでしょうか?
借金を作った理由などの、言いづらい事情などを打ち明けなければいけないか不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
今回は任意整理をするときはプロにどんなことを聞かれるのか、3つのポイントと共に見ていきます。

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プロが知りたいことは大きく分けて三つ

任意整理のプロとの一番最初の相談で、プロから聞かれる内容について、大体下記の3つのことを聞かれます。
任意整理だけではなく、債務整理の相談であっても同じようなことを聞かれるようです。

  1. 借金がどれだけあるのか?
  2. 取引履歴の相談について
  3. 返済能力はあるのか?

借金の相談をする時には、上記の質問の答えをあらかじめ調べておいて行くと手間が省けるでしょう。
では、上記の3つの質問をどのように聞かれるのか、次の項から見ていきます。

1.任意整理のプロは借金の詳細が知りたい

任意整理の相談をする際に、プロが一番初めに把握したいことは「借金の総額」です。他にも債権者の人数や債務の数と種類、毎月の返済額などの情報を元に返済計画を進めていきます。
特に多重債務者の場合は、債権者の数が多いので借金がどれくらいあるのかは把握しておきたいところです。

借金の詳細は「債権者一覧表」という用紙に記入します。
プロに相談に行く前に、あらかじめ債権者の人数・債務の数や返済額などの情報をまとめておくとスムーズに進められるでしょう。

◆ 不都合な情報でも隠さないことが重要

債権者一覧表」には借金の詳細を包み隠さず、すべて書き出す必要があります。例えば借金をした理由が人に言えないような理由だったとして「正直に言ったら引き受けてくれないかもしれない…」と不安に思う方がいます。

そのままその借金の事を言わないまま任意整理を進めたらどうなるでしょうか?
あるはずの借金を無視して進める事で返済が止めてしまうと、最悪自己破産となる可能性もあります。また、情報を隠していると担当している弁護士や債務整理のプロが辞任する場合もあるので、ご自身の債務の数や理由などは包み隠さず全て報告してください。

2.取引履歴の相談について

貸金業者と顧客(借りた人)との間で貸し付けが行われると、その記録は取引履歴といわれるものに保存されます。
取引履歴とは、借金を借りた日、借りた金額、その借金を返済した金額、残りの借金がいくらあるか等の情報をまとめたものです。任意整理を進めるにあたって、この取引履歴を貸金業者から開示して利息を計算し、借金の減額交渉を行います。

◆ 過払い金を恐れすべて開示しない業者も…。

取引履歴は、受任した任意整理のプロが貸金業者に対して開示請求をします。
ですが、貸金業者の中には過払い金になるのを恐れて取引履歴のすべてを開示しなかったり、完済している取引を開示しない業者も存在するようです。
そうなったら貸金業者の情報が正確か判断できないので、債務者側からも取引履歴の情報を聞き出すことがあります。
その場合は、記憶が覚えている限りの取引の詳細情報を任意整理のプロに伝えるようにしましょう。あらかじめ債権者との取引の内容をコチラでも紙などに書き出し保存しておくのもいいかもしれません。

3.返済能力はあるのか?

任意整理は、任意整理のプロが債権者と借金の減額などの交渉をして、生活に支障のない範囲での返済金額を行えるようにする債務整理の手続きです。
しかし、借金を毎月支払える範囲での返済金額に割り出すには、借金をした本人に返済能力があるのか、返済していくだけの資金があるのか判断しないと話になりません。

返済能力があるかどうかの基準は一般的に「毎月の手取りから生活費用を抜いた収入の3分の1の金額」です。
毎月の返済金額が上記の基準に該当していないと任意整理は難しい可能性が高いです。最初の数ヶ月は支払っていけたとしても、急な出費などで次第に支払っていくのが厳しくなっていくとまた新たに借金を作る可能性も考えられます。
任意整理は債務者の返済能力によって処遇をプロが判断するので、任意整理が難しい場合は、個人再生や自己破産などの選択肢もあります。

重要なのは、任意整理をして返済できないという事態に陥らないことです。任意整理のプロに相談する時には、直近の収入と支出を紙などにまとめておくと生活状況を把握しやすいのでオススメです。

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