過払い請求をしても、ブラックリストに登録されることはありません。
以前のJICCなどの信用情報機関では、過払い返還請求をすると「契約見直し(コード71)」という情報が信用情報(ブラックリスト)として登録されていました。
そのため、今後の借入れや、新規にカード契約が出来なくなる状態を避けるため、過払い請求を躊躇するということがありました。
ですが、2010年の4月19日から金融庁の指導の元、「契約見直し(コード71)」という情報登録は廃止され、過払い金返還請求を行っても一切個人信用情報には登録されないようになりました。
なので、現在は過払い請求をしても、カードを新規で作れますし、銀行で融資やローンの審査も受けられます。
それでもブラックリストに登録されてしまう場合とは?
まだ借金が残っている状態で過払い金返還請求をしたとします。
過払い金返還後、そのお金を返済に回して、それでもまだ債務が残っていた場合は、それはもう貸金業者と減額交渉をして「任意整理」をしたことになりますから、「過払い」という扱いではなく「任意整理」として見なされ、信用情報には「任意整理」として約5年間登録されることになるので注意してください。
借金を完済している場合は、過払い金請求してもブラックリストに載ることはありません。
過払い金請求で気を付ける事
過払い金請求で一番注意するべきことは、過払い金が返ってこない場合です。
過払い金請求にも時効期限が存在します。
最終取引日から10年が過ぎると、過払い金請求の手続きができなくなります。
もし長年消費者金融と取引があったのでしたら過払い金が発生している可能性がありますので、プロの無料相談を利用してみてください。
また時効の期限以外にも、請求先の消費者金融や貸金業者が倒産してしまうと、過払い金請求ができなくなる可能性があります。
過払い金請求で倒産した貸金業者でも過払い金請求できる可能性もありますので、素人判断する前に、債務整理のプロに相談することをおすすめします。