任意整理とは、その言葉どおり『任意で借金を整理すること』を指します。
つまり裁判所などの公的機関の介入を受けずに、債権者と債務者の間で借金の整理を行なう方法です。
借金を完済する意思のあることが前提で、主に話し合いにより利息や毎月の支払いを減らして貰える様に交渉して、毎月の支払いを減額することが可能です。
比較的借金の総額が少ない方にオススメな借金整理方法といえます。
特に、下記の様な場合にはこの任意整理を選ぶと良いでしょう。
(1)連帯保証人がいる場合
(2)友人間での金銭の貸し借りなど何らかの事情がある場合
(3)自己破産者になりたくない場合
なお、弁護士・司法書士へ任意整理の依頼をすれば、和解交渉の代理人となってもらうことが可能です。
依頼する法律家の債務整理に関する知識や経験や方針などによって、債権者側に有利な交渉や和解がなされ、ときには和解不成立などがおこることもありますので、債務整理を専門に取り扱う実績ある弁護士・司法書士を選ぶことが大切です。
もちろん知識のある人が自分で交渉を行うことも可能ですが、和解交渉が成功する確率は専門家が交渉にあたるよりも格段に低くなる傾向にありますので、目的を達成するためには法律の専門家に代理人となってもらうほうが得策だと思います。