任意整理を行うときに、弁護士や司法書士に支払うのは、着手金+基本報酬+減額報酬+過払い報酬の4つを合計した金額になります。
弁護士と司法書士でも金額が違いますし、報酬が明記されてない事務所もあります。
任意整理を行うときは必ず必要な費用や報酬を確認してから相談するようにしましょう。
着手金とは
相談事由に着手する際に必要となる金額のこと。
依頼後すぐに支払わないと手続きをしてくれない事務所もあるそうです。
でも、この着手金が必要ない事務所もありますので、よく検索して!
基本報酬とは
他に「定額報酬」や「解決報酬金」と呼ぶ事務所もあります。
交渉先1社あたりに必ず必要な報酬として請求されます。
多くの事務所では、分割払い可能を採用しているので、交渉開始直後に支払う必要はありません。
減額報酬とは
業者が主張する債権額と、和解後に実際に支払うことになった金額との差額を元に算出する報酬で、減った借金額に対する報酬となります。
相場は一般的に5%~10%が多いようです。
100万円請求されていた借金が、30万円までの減額に成功した場合、
減額報酬が10%の事務所に依頼すると(100万円-30万円)×10%=70,000円の報酬
減額報酬が 5%の事務所に依頼すると(100万円-30万円)× 5%=35,000円の報酬
となるわけです。
この減額報酬も、請求しない事務所がありますのでご確認下さい。
過払い報酬とは
引き直し計算によって、払いすぎた金額があった場合、過払い金返還請求で取り戻せた額に応じて請求される報酬。
相場は20%前後ですが、裁判を起こした場合では報酬の%がアップするのが通常です。