具体的に、手続きに要する期間は、弁護士・司法書士が受任してから和解契約の締結に至るまで、おおむね3ヶ月程度かかります。
もちろん、交渉する貸金業者や件数によって期間は変わりますが、長い場合でもおよそ約6ヶ月程度の期間で解決に至る場合がほとんどです。
この交渉期間中は貸金業者への返済が停止していますので、手続き完了後の返済開始に備えて、この期間に貯蓄をしておくことをオススメします。
なぜなら、和解契約に基づいた分割での借金返済をきちんと行わず、借金返済が滞り、和解契約書で定められている未返済の回数をオーバーしてしまった場合、業者から一括で残額を返済するよう請求される恐れがありますので、任意整理後は和解契約書どおりきちんと返済していかなくてはいけません。
なお、交渉期間中にあなたが過払い金返還請求訴訟などの裁判を提起した場合や、貸金業者側が民事再生手続きを申し立てたなどの特別な事情がある場合は、手続き完了まで1年以上かかる場合があります。